住民参加の中庭改修工事。予想以上の盛り上がり!
せっかくあるのに活用できていなかった中庭を、使えるお庭に改修しました。計画段階から仕上げまで住民参加にすることで、思い出にもなり愛着もわく、素敵なお庭になりました。
きっかけは自動潅水装置の設置依頼。しかしそこから見えてきた本当の希望は・・・
最初にお問い合わせ頂いたときは、
「中庭で植物が枯れてしまっているから、自動潅水装置を設置したい」というものでした。
しかし、現地でよくよくお話を伺っていると、「中庭はあるが活用できていない」というお声や、イベントは元々活発なマンションだったので、「住民コミュニティ活動は積極的に行っていきたい」というお話も出てきました。
そこで、潅水装置の設置の代わりに、「中庭を使えるように改修しませんか?住民参加で工事開始から仕上げをイベント化するお手伝いもします」とご提案させて頂き、実現に至りました。
プロセスも住民参加の改修検討、工事
まず最初に実施したのは「公開土壌調査」でした。
中庭にあった低木類の生育が悪かったのですが、その原因の大部分は「土の質」であることが予想されました。土地柄として、砂質土の傾向が強く、植物の生育に必要な水分や栄養分を保持しておく能力が少ないことがわかりました。
その調査の様子と説明を、関心のある住民の皆さんに見て頂いたことで、合意形成が進めやすくなりました。
元々は植え込みに低木が植わっていただけの場所だったのですが、みんなが使える場所になるようにということで、パーゴラやベンチ、歩道を作って集まれる空間づくりをご提案しました。
さらに、工事中もあえて「中が見える」プラスチック囲いを使用し、工事の進み具合を掲示していったことで、住民さんとスタッフも話しやすい関係が作れていきました。
いよいよ、仕上げの植えつけイベント!100名以上の方が集まりました。
工事中も多くの方にお声がけ頂いていましたが、最後の仕上げの植えつけイベントには100名以上の方にご参加いただけました!
自分で植えると愛着も増します。
お花が増えたことに奥様方も喜んで頂きました。